福岡県の温室効果ガス排出量の状況

温室効果ガス排出量の状況

福岡県の温室効果ガス排出量の推移


2023年度の福岡県の温室効果ガス総排出量は、3,722万トンで、そのうちの98%を二酸化炭素が占めており、その排出量は3,657万トンとなっています。



 

 

福岡県の二酸化炭素排出量の部門・分野別内訳


福岡県は、全国と比べて産業部門と運輸部門、工業プロセス分野の二酸化炭素排出割合が高く、エネルギー転換部門と家庭部門、業務部門、廃棄物分野で低くなっている。



 

 

福岡県の二酸化炭素排出量の部門・分野別伸び率


部門・分野ごとの排出量の伸び率をみると、廃棄物分野は2018年度を除き、概ね横ばいで推移している。廃棄物分野の2018年度は他の年度と比べて高い値となっている。これは廃油と廃プラスチックの処理量急増によるもので、後者は中国の受け入れ中止が原因となっている。家庭部門、業務部門では、原発停止によるCO2排出係数の上昇に伴い2011~2012年度に急増、2014~2018年度にかけて減少した後は、概ね横ばいで推移していたが、2022年度はCO2排出係数が上昇したことで増加、2023年度はCO2排出係数が下降したことで減少している。エネルギー転換部門、産業部門、運輸部門、工業プロセス分野は、基準年度以降概ね減少傾向が続いている。




 




福岡県における2023年度の温室効果ガス総排出量は3,722万トンで、増減率をみると基準年度と比べて35.2%、前年度と比べると15.0%減少している。
基準年度の温室効果ガス総排出量の約99%を占めていた二酸化炭素総排出量の減少に伴い温室効果ガス総排出量も減ってきている。一方、僅かな量であるものの、代替フロン等4ガスのうち六フッ化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3)の総排出量が基準年度に比べて増加している。
福岡県の人口シェアは全国の約4.1%であるのに対し、温室効果ガス総排出量も全国の約3.5%を占めており、人口シェアに概ね比例した総排出量となっている。
2023年度の温室効果ガスの種類別排出内訳では、福岡県は全体の約98%を二酸化炭素が占めており、その割合は全国に比べて大きい。
















2023年度の福岡県のエネルギー消費量(エネルギー転換部門を除くエネルギー起源の最終エネルギー消費量)は420PJであり、基準年度比で16.5%、前年度比で4.8%減少している。
部門別では、4部門とも基準年度と比べて減少しているが、前年度と比べると運輸部門は増加している。
2023年度の部門別消費量構成は、基準年度と概ね同程度であった。












2023年度の福岡県の二酸化炭素排出量は、3,657万トンで、基準年度比は35.4%減少している。
人口1人当たりの排出量は7.2トンで、基準年度から3.9トン、前年度から1.2トン減少している。









2023年度の家庭部門の二酸化炭素排出量は344万トンで、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの9.4%を占めている。
エネルギー種別の排出量内訳は、62%を占める電気が最も多く、次いでLPガス、都市ガス、灯油の順となっている。
基準年度と比べると4種とも減少しており、そのうち電気が最も減少している。











2023年度の二酸化炭素排出量は386万トンで、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの10.6%を占め、基準年度の863万トンと比べると55.2%、前年度と比べると35.0%減少している。
燃料種別の排出量内訳は、電気が75%、都市ガスが10%、LPガスが7%を占めており、それ以外のエネルギー種ではいずれも5%以下となっている。
二酸化炭素排出量は、全体として基準年度より減少傾向にあり、2023年度は基準年度と比べて半分以下となっている。














2023年度の運輸部門の二酸化炭素排出量は853万トンで、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの23.3%を占めており、基準年度と比べると11.9%減少しているものの、前年度と比べて1.0%増加している。
二酸化炭素排出量の内訳は、自動車が約86%を占めており、それ以外の区分ではいずれも1割以下となっている。
運輸部門の二酸化炭素排出量は、2001年度以降概ね減少傾向が続いている。








【参考】
自動車保有台数と電動車保有台数の推移





2023年度の産業部門の二酸化炭素排出量は1,444万トンで、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの39.5%を占めている。このうち約95%が製造業から排出されている。
製造業の二酸化炭素排出量は、2014年度以降概ね減少傾向となっている。















2023年度の工業プロセス分野の二酸化炭素排出量は503万トンであり、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの13.8%を占めている。
工業プロセス分野の排出量内訳をみると、セメント製造が全体の89%を占め最も多く、次いで鉄鋼製造が7%、生石灰製造が4%となっている。
2023年度の二酸化炭素排出量は、基準年度と比べて17.9%減少しているものの、前年度と比べて3.0%増加している。
















2023年度の廃棄物分野の二酸化炭素排出量は82万トンで、福岡県全体の二酸化炭素総排出量3,657万トンの2.2%を占めている。
排出量内訳をみると、2023年度は一般廃棄物が73%、産業廃棄物が21%、原燃料焼却が6%で、前年度と同程度となっている。
2023年度の排出量は、基準年度と比べると3.3%、前年度と比べて0.1%減少している。
産業廃棄物の排出量は、2018年度に急増したが、2019年度は19万トンに減少し、そこからは同程度で推移している。










 


二酸化炭素吸収量


2023年度の二酸化炭素吸収量は44万トンであり、基準年度と比べて44.2%、前年度と同程度となっている。
二酸化炭素吸収量の大部分は、森林による吸収であり、2023年度では吸収量全体の97.5%を占めていた。
森林による吸収をみると、基準年度と比べて44.9%、1990年以降では前年度と同様に、最も低い値となっている。






 






 

※福岡県これまでの温室効果ガス排出量については、こちらのページ
https://www.ecofukuoka.jp/words/7344.html)をご覧ください。


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