ふくおか減CO2自慢大作戦2009 審査結果

2009/11/12に開催されましたふくおか減CO2自慢大作戦2009の審査結果をお伝えします。
出場者のみなさまありがとうございました。また、受賞おめでとうございます。

最優秀賞
 5校区スーパー4店舗 レジ袋削減作戦チーム会
 ○活動のタイトル:5校区スーパー4店舗レジ袋削減作戦!
 ○講評
レジ袋について、有料化やポイント制など各店舗で独自に実施している中、ある店舗が、その店舗の都合で始めるのではなく、地域住民等の協力を求める活動を始めたことがきっかけなり、隣接する地域や他系列のスーパーまで巻き込んだ活動へと発展させた。取組開始してから10ヶ月で削減効果を上げているだけでなく、啓発イベントを開催したり、さらなる地域連携を進めている事も評価となった。また、この取組の下地には、福岡市西区役所が6年間続けている環境ボランティアの育成講座がある。その受講生は、行政に頼らず、皆で助け合い、解決していく姿勢で、環境に関する普及啓発に大変熱心である。今回の取組にも受講者同士の連携・協力体制があったために、速やかに進めることが出来た。他市町村でも環境ボランティア育成を行っているが、育成後の活動の場で行き詰まっているケースが多い中、比較的容易に始められる地域コミュニティ活動の見本となるモデルケースと言える。 

銀賞(次席)
 福岡県立宗像高校家庭クラブ
 ○活動のタイトル 宗高、エコスクール大作戦
 ○講評
 ・高等学校として多様な活動内容。新たな取組(ダンボールコンポスト)も始めており、家庭への拡がりも期待できる。
 ・みそしるキャラバン隊
 ・学校全体の取り組みとして評価。
 ・話し方が元気でとてもいい。ガンバレ家庭クラブ!
 ・プレゼンテーションでは、一番の成績

銅賞(三席)
 トータルケア・システム株式会社
 ○活動のタイトル 紙おむつリサイクルシステム
 ○講評
 ・紙おむつリサイクルの活動が主。活動の発展性(回収量の拡大)が課題となる。
 ・高齢者支援
 ・地域社会の課題の解決を評価
 ・焼却しない紙おむつ処理という発想がすばらしい。社会貢献と社会的責任を同時に本業で達成する事を目指している。
 ・社会的に必要な事業。全国的にモデル化の動機付け。
 ・全国でここだけというのは素晴らしい。
 ・社会システムの提案は素晴らしい。

九州地方環境事務所長特別賞
 トータルケア・システム株式会社
 講評等は、同上


特別賞「賞名」
 
 若松秋桜会 「地域貢献賞」
 ○活動のタイトル 輝く未来は今、ここから私から
 ○講評
 ・活動内容は多彩。メンバーがさらに地域活動を先導するのはユニーク。地道な取組であるが、長年継続していることは貴重である。無理せず、できることからがまさに”母の知恵”であろう。
 ・15年の継続
 ・海外との交流までされているのはすばらしい

 株式会社 プラテクノマテリアル 「減CO2リサイクル賞」
 ○活動のタイトル ペットボトルキャップのマテリアルリサイクル
 ○講評
 ・PETボトルのキャップリサイクルという着眼点は独創的。回収量向上の活動が少ないのが残念。
 ・国際貢献の可能性
 ・他のペットボトルリサイクル業者が海外へ輸入してしまうところを、国内でマテリアルリサイクルされるのは、すばらしい取組。

 株式会社 福商運輸 「減CO2ドライブ賞」
 ○活動のタイトル 地域社会に必要とされる会社を目指して!!
 ○講評
 ・エコドライブ実施のための工夫や事務所内での活動が熱心に行われている。主体間の連携では、業務関係者が中心。消費者がかかわるようにできるかが鍵となる。
 ・PDCAサイクル
 ・運送会社なのに、1台当たりの走行距離を減らす取組としている。ある意味発想の転換で、本業の社会的責任をしっかり理解している。

 福岡県立遠賀高等学校 「自然再生ビオトープ賞」
 ○活動のタイトル 環境保全への取り組み
 ○講評
 ・豊かな環境条件に恵まれており、それを活かした活動内容。ビオトープ作りが他所にも拡がれば面白い。
 ・農業との連携

 福岡県立柏陵高校 「減CO2スクール賞」
 ○活動のタイトル 節電意識の啓発から始まる学校活性化
 ○講評
 ・高等学校としての取組に工夫がほしい。活動はこれからといったところか。
 ・エコスクール・アンケート調査
 ・アンケート調査等学校全体の取り組みとして評価。
 ・エコ意識が学校の活性化。先生と生徒の協力コラボがよい。

 福岡雙葉中学校 「減CO2先生賞」
 ○活動のタイトル 地球社会の一員であることを自覚し、行動する生徒を育てよう
 ○講評
 ・教員による授業の一環としての活動。学校としての活動や生徒のかかわりを聞きたかった。
 ・授業を通した取り組み
 ・先生から生徒に意識が伝わるモデルとして評価。
 ・ガンバレエコ先生!

 株式会社 黒木 「減CO2技術賞」
 ○活動のタイトル 既存建築物を省エネ型建築物へ「エコ・ストック200」
 ○講評
 ・地域性の高い取組にするにはもうひとつほしいところ。いまのままでは、活動の場が限定され、発展性が小さいのでは?
 ・建物の省エネ効果
 ・福岡県内における既存住宅のエコリフォームの先進的な取組企業。今後の成長に大いに期待。
 ・ビジネスとはいえ建物で取り組んでいることは、よいこと。

 西日本旅客鉄道株式会社
 新幹線管理本部博多総合車両所 「減CO2アクション賞」
 ○活動のタイトル 博多総合車両所における地球環境保護の取組み
 ○講評
 ・10年の継続
 ・新幹線はどんどん進化しているのだと感じた。
 ・最初の申し込み時の「エコ新幹線」の言葉が無くなってしまったのがさびしい。

 株式会社京屋  朝倉オフィス 「減CO2リサイクル賞」
 ○活動のタイトル 環境配慮型マネキンの生産活動の推進
 ○講評
 ・新商品の開発
 ・マネキンにもエコという発想がすばらしい。専門業者しかできない取り組みとして、他社も自社事業を振り返る参考になると思う。
 ・マネキンのリサイクルはおもしろい。

奨励賞
 上記以外の応募団体、個人

※この記事は 「センターからのお知らせブログ(http://www.fccca.jp/info/4132.html)」 と重複しています。ご了承下さい。

エコふぁみ