再生紙とは一般的に古紙が使用された紙を指していて、古紙を100%含む紙も10%含む紙もいずれも再生紙とされています。古紙1tは緑の立木20本分に相当し、古紙を使用した場合、新しい木材から紙を作るよりエネルギーを節約でき、森林の保護にもつながります。
再生紙は平安時代から作られていたようですが、現代ではティッシュや靴の箱などの板紙の分野から始まり、現在のように古紙が本格的に利用されるようになったのは昭和20年代後半、新聞古紙を板紙の原料として使うようになってからです。1995年の調査では、日本で作られる紙の53.4%が古紙、46.4%が木材、0.2%がその他の繊維で、古紙53.4%という数字は世界トップです。日本が古紙回収の利用技術がすぐれていることと、古紙の回収ルートが確立されていて回収率が高いことが理由にあげられています。
どんなものに古紙が使用されるか少し見てみましょう。
●新聞紙
ほとんど全部が再生紙で古紙配合率は約40%。発行量の約93%は古新聞として集められ新たな紙の原料となっている。
●トイレットペーパー
古くから古紙が使用されていて古紙配合率も非常に高く100%に達するものもある。
●官製ハガキ(郵政省発行)
季節のはがき(かもめーる・年賀はがき40%古紙入あり)を中心に再生紙を使用。
●牛乳パック
古紙配合率は0%だが、良質のパルプで作られているので、外側と内側のビニールを取り除いて処理すると上質の紙やトイレットペーパーに生まれ変わる。牛乳パック30枚(約1kg)からトイレットペーパーが5つ、11枚でティッシュぺーパーが1個できる。
●雑誌
表紙やカラーページには古紙パルプを含まない紙が多いが、モノクロページは再生紙を使われていることが多い。古紙配合率は20~60%。ちなみに『こおりやま情報』は表紙を除き再生紙を使用。古紙配合率はカラーが100%、モノクロが60%。
紙の作り方をごく簡単に説明すると、普通の紙(バージン紙)の場合、原料の木材を細かく削ってチップにし、熱や薬品を加えて木の繊維(パルプ)を取り出します。それを洗浄、漂白したあと、繊維を水と一緒に網の上に広げ、水分を搾り取り、乾いたものが紙となります。
一方の再生紙ですが、パルパーという大きな洗濯機のような機械で紙をドロドロに溶かし、紙の繊維とインク、異物などを分離します。そしてチェスト(貯留槽)、フローテーター(脱墨)、スクリーン(除塵)、シックナー(脱水)など、たくさんの機械を使いさまざまな不純物を取り除いて再生パルプを作ります。その工程の中で、繊維の質が落ち、弱くなっていくので、再生パルプからは上質の紙はできません。そこで、品種・用途によって、再生パルプの配合を工夫して紙は作られています。
ガソリンをはじめとする石油や石炭、天然ガスの総称を化石燃料といいますが、それら有限資源の枯渇問題は以前から騒がれていることですよね。経済協力開発機構(OECD)の見通しでは、2000年の世界のエネルギーの消費は、石油が40.4%、石炭が27.4%、天然ガスが21.9%と化石燃料への依存度が全体の89.7%を占め、エネルギーの需要はさらに増えると予想されています。先進諸国では省エネルギー化が進んでいますが、世界全体でみると、エネルギー消費は確実に増え続けているのが現状です。
世界の全エネルギー需要を石油消費に換算すると、1971年には約50億トンだったものが、1993年には約81億トン、2000年には約93億トンにまで達すると予想されています。埋蔵を確認されているエネルギー資源は、最も利用できる年数が長いとされている石炭が231年、天然ガスが62年、石油は43年と推定されています。
このままの消費を続ければ、半世紀後には化石燃料が枯渇する状況になるのは確実です。その日をこのまま待つか、少しでもリミットを延ばすかは、私たちの生活のあり方にかかっているでしょう。
ただ、化石燃料は、二酸化炭素や窒素酸化物などを大量に排出し、地球の温暖化や大気汚染による酸性雨を拡大させます。今は、化石燃料を消費し続けること自体を見直さなければならないともいえますね。
可採年数(R/P)といい、R:確認埋蔵量、P:年間生産量で表わします。
最新2002年末は40.6年です。
ちなみに2000年末は39.9年、1990年末は43.4年、1980年末は29.8年、1970年末は37.3年でした。
石油の生産は長期的に見て増大の傾向にありますが、石油探索の結果確認済みの採掘可能な埋蔵量は増加しています。その結果、可採年数も40年近辺を保っています。しかし、限りある資源には間違いありません。大事に使っていく必要があります。
早めに取り替える。 点けっぱなしは不経済です。蛍光ランプの取り替え時期は、両端が黒くなってきたときです。また掃除をしないでいると、明るさが低下します。器具の掃除で明るさをアップする。
2.蛍光ランプを選ぶようにする。
蛍光ランプは、白熱電球の寿命の約6倍、電気代は1/3以下です。白熱電球用のソケットに取り付けられる電球型蛍光ランプは、値段は高めですが、電気代は白熱電球より経済的です。
3.買い替えるときは インバーター式器具を選ぶ。
インバーター(周波数変換器)式は、すぐに点灯する、明るい、ちらつきがない、器具がコンパクトである、などの特長があります。従来の器具にくらべて、省エネ効果があります。
(一方、エネルギーの単位としては kcal が使われてきましたが、SI単位系の採用に伴い、kcalは今後使わないようになります。1kcal=4.18
さて本論に入って、ホームページの換算データは下の理由によります。
発電所が火力発電所だけで構成されて発電したとき、発電効率が100%で発電され、送電線にもロスがないと上記のように3.6MJのエネルギーをもった燃料では1kWhの電力量が得られることになります。
しかし実際には、発電所にも送電線にもロスがあり、これらを考慮して換算データが出されています。ある年度の、火力発電所で発電した電力から送電線ロスを差し引いて(消費量)、これを燃やした燃料の全エネルギー(投入エネルギー量)で割ったものが換算データだと考えてください。従ってこの値は、発電所の技術進歩による効率向上、送電系統の電気の流れ方により変わってきますので、厳密にはこれらに応じて見直されるべきものです。また、昼と夜に分けているのは、夜は発電効率や、負荷が軽くなることで送電線のロスも少なくなることを考慮して、昼間とは異なった換算値を使用しています。
従って、燃やした燃料に対し使用出来る燃料になる効率は、
昼間は、 3600(kJ)÷10050(kJ/k
夜間は、 3600(kJ)÷9310(kJ/kW
平均として、 3600(kJ)÷9830(kJ/kW
となります。
<自然エネルギー(再生可能エネルギー)>
自然界のエネルギーであり、どんなに使ってもなくならない(再生可能な)エネルギーである太陽の光や熱、風の力などを利用するものです。
太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、バイオマスエネルギー
<リサイクル・エネルギー>
ごみを燃やして発電したり、工場の排熱などの未利用エネルギーを活用するなど、今まで捨てていたものを資源やエネルギーとして再利用するものです。
廃棄物発電、廃棄物燃料製造、廃棄物熱利用、未利用エネルギー
<従来型エネルギーの新利用形態>
燃料電池やクリーンエネルギー自動車のように、今までも使っていた石油や天然ガスなどのエネルギーを新しいアイデアや技術で効率良くクリーンに利用するものです。
燃料電池、天然ガスコージェネレーション、クリーンエネルギー自動車
「太陽光発電」は太陽の光で発電しますから、暑い地方が有利だとか寒い地方が不利だとか一概にいえません。太陽電池の光を受ける面を太陽光線に対して90度の角度にすれば受ける光エネルギーの量は最大になるので、その土地に合わせた最適な角度で設置すれば良いわけです。もちろん太陽の光を受けている時間(日照時間)によって発電量は変わりますが、日本では北でも南でも日照時間はそれほど変わらないといわれています。
1) 森林吸収量の計算方法
森林で木材が1m3増大すると0.2t-Cの二酸化炭素が固定される。
(根拠)木材1m3は乾燥すると0.4tに相当し、乾燥木材の50%は炭素である。
(1m3×0.4乾燥t/m3×0.5t-C/乾燥t=0.2t-C)
一方、スギ人工林 植裁後50年間の平均成長量は年間1ha当り幹部分で10m3、枝や根を含めると17m3の成長がある。(福島県でのデータ)
以下は、樹種、林齢を考慮し、育成林1.77t-C/ha
2) 森林吸収必要量
1990年基準排出量 3億3500万t-C
森林吸収分(3.9%) 1310万t-C
3) 吸収量見通し
日本の総面積 3800万ha
森林面積 2510万ha(日本の66%)
1)現状程度の森林管理を続ける場合(2010年)
保全管理面積 1410万ha(森林の56%)
吸収量 1980万t-C
(温室効果ガス排出量の5.9%)
木材供給量 1010万t-C
議定書対応 970万t-C (2.9%)
すなわち、基準排出量の2.9%しか森林で吸収出来ない。
2)「森林/林業基本計画」目標達成時 (2010年)
保全管理面積 1750万ha(森林の70%)
吸収量 2580万t-C
(温室効果ガス排出量の7.7%)
木材供給量 1270万t-C
議定書対応 1310万t-C (3.9%)
「基本計画」の達成により、3.9%の森林吸収が達成される。
(「森林/林業基本計画」の達成については種々の施策・予算が必要であるがここでは触れない。)
4)森林吸収量の将来
森林吸収した分は樹木の蓄積量が増大している。森林面積が一定であれば、将来とも同じ割合の蓄積増が得られるわけではなく飽和していく。
森林面積が2510万haと変わらないとして、適正な森林育成がなされた場合、次のような経緯をたどると計算される。
2050-60年頃(下記*)には総蓄積が5080百万m3となって、蓄積増は0に漸近していく。これ以降は育成林の内800万haについて成長量相当を木材として循環使用すれば(建材としての木材使用の増大によるCの長期固定化効果などで)、0.5-0.7t-C
蓄積量の推移 (百万m3)
現状 目標
年 2000 2010 2020 *(飽和)
総蓄積 3930 4410 4730 5080
年々環境問題が重要になってきている中、ペットボトルやプラスチック容器に表示義務ができ、エコ商品を目にすることも多くなりました。新しく商品を買う際は、エコマークのついた製品や、リサイクル原料を使用した製品、また、リサイクルできる容器の商品を買うように心がけたいものです。
例えば、トイレットペーパーでは、「牛乳紙パック等古紙100%使用」「製造工程で蛍光染料を使用しない」「無漂白」「環境にやさしい簡易包装」といった点、食品用ラップフィルムでは、「環境にやさしい材質」「添加物を使用していない」「ケースはリサイクル品(再生材料)使用」「紙のこ刃」、電池は「充電式」「有害金属を含まない」「環境にやさしい包装材」、そして家電製品では、「消費電力が少ない」「待機電力を使わない、または少ない」「廃棄時のリサイクルを十分考慮している」「環境にやさしい材質を使った梱包材」といった点に気をつけるようにしましょう。家の中を見渡して、もっと環境によい商品はないか、替わりを探してみるのもよいでしょう。
環境に配慮したデザインのことをエコロジカル ・デザインといいます。自然と文化を融合させ、自然のあり方を尊重しながら、デザインと技術を利用すること、都市構造や建築に取り組んでいくことで、環境に対する人間活動の影響を少なくすることが目的です。自然と技術のパートナーシップであり、地球の持続可能な発展のための道と位置づけることもできます。完成した製品や建築物の外観 ・機能面での配慮だけでなく、製造段階で使用するエネルギーや水、廃棄物量の最小化や、使用後にリサイクルしやすいこと、最終的な廃棄物の削減なども考慮しています。エコロジカル ・デザインの提唱者で第一人者の建築家、シム ・ヴァンダーリン氏は自然の仕組みに沿ったデザインと位置づけ、その実践には(1)場所に深く適合したデザイン、(2)エコ収支によるデザイン決定、(3)自然の仕組みに沿ったデザイン、(4)誰もがデザイナーになりえる、(5)自然の仕組みをわかりやすく視覚化する、という以上の5つの原則が欠かせないとしています。
キャリング ・キャパシティーとは、一般的には、森林や土地などに人の手が加わっても、その生態系が安定した状態で継続できる人間活動の上限のことを言います。国連教育科学文化機関(UNESCO)の報告によると、世界の耕地の大部分で、キャリング ・キャパシティーを上回る開発が行われています。その結果、砂漠化が起こるともいわれており、途上国ばかりでなく、先進国においても重要な問題となってきています。砂漠化とは、気候的要因あるいは人為的要因により不毛の地と化す事を言います。気候的要因とは、地球的規模の大気変動により降雨量が極端に減少し乾燥地帯になることであり、人為的要因とは、前述したキャリング ・キャパシティーを上回る開発、つまり脆弱な生態系における、環境容量を越えた過放牧、過伐採、不適切なかんがいなどの人間活動を指しています。国連環境計画(UNEP)によると、砂漠化によって毎年、九州と四国の合計に相当する600万ヘクタールもの土地がほとんど回復不能なまでに荒廃しているようです。