究極のエコカー「水素燃料電池自動車」の実証を開始

発表日 平成21年4月21日

福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)
  社会実証第2弾「水素ハイウェイ」

九州初! 水素燃料電池自動車の導入

 福岡県と福岡水素エネルギー戦略会議では、環境にやさしい水素エネルギー社会を実現するため、(1)九州大学を中核とした世界最先端の研究開発、(2)「福岡水素タウン」を始めとした社会実証、(3)全国唯一の水素人材育成、(4)「水素先端世界フォーラム」の開催を通じた世界最先端の水素情報拠点の構築、(5)「水素エネルギー製品研究試験センター」の設置による水素エネルギー新産業の育成・集積 を総合的に実施する『福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)』を展開しています。

 社会実証では、水素エネルギーを利用する世界最大のモデル都市「福岡水素タウン」に続いて、北九州と福岡の2カ所に水素ステーションを整備し、次世代自動車として期待される水素燃料電池自動車・水素エンジン車の走行を可能とする「水素ハイウェイ」を推進しています。

 県では、「水素ハイウェイ」の一環として、九州で初めて水素燃料電池自動車を導入します。今後公用車として使用するほか、環境イベントでの試乗会や展示に活用します。走行で得られたデータで今後の水素燃料電池自動車開発を支援するとともに、多くの方々に水素燃料電池自動車の静粛性や加速性等を体験してもらうことにより水素エネルギーへの理解増進を図ります。

 車両は、トヨタ自動車(株)の最新型燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV- adv(エフ・シー・エイチ・ヴイ-アドバンスド)」です。今回、北九州市でも同車種が導入されます。水素の供給は、水素ステーションが完成するまで、北九州と福岡に設置する移動式ステーションで行います。

 福岡県と福岡水素エネルギー戦略会議では、「福岡水素タウン」や「水素ハイウェイ」に加え、副生水素を本格利用する水素エネルギー・モデル社会「北九州水素タウン」の整備などの先進的な社会実証を通じて、水素家庭用燃料電池、水素燃料電池自動車・水素エンジン車の開発、普及を促進し、低炭素社会を世界に先駆けて実現します。



納車式概要(PDFファイル 136.59KB)
参考1_福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)(PDFファイル 47.47KB)
参考2_導入車両写真(PDFファイル 89.01KB)
参考3_パンフレット「TOYOTA FC Fuel Cell Technology」(PDFファイル 1.34MB)

エコふぁみ