
大気中の二酸化炭素濃度は、産業革命(18世紀後半~19世紀前半頃)が起こるまでは280ppmv(百万分の一の容積比)で安定していましたが、産業革命によって人類が石油や石炭などの化石燃料を大量に消費するようになって、二酸化炭素濃度は急速に上がりました。現在の濃度は約370ppmvで、産業革命以前と比べて約3割増加しています。また、その濃度は主要先進国が分布する赤道以北で高くなっています。IPCCによると、このままでいくと21世紀の終わりまでには540~970ppmv(1750年比90~250%の増加)になると予測しています。
地球温暖化の主な原因となっている二酸化炭素は、その9割が石油や石炭などの化石燃料の燃焼により発生しています。化石燃料は現在の私たちの生活から切り離すことのできない限りある大切な資源です。地球温暖化を防止し、限られた資源を将来に引き継ぐためにも先進国に住む私たちのくらし方や社会のしくみをもう一度見直すことが求められています。
注)放射強制力:温室効果の度合いを表す尺度

地球温暖化が進むと、地球が暖かくなるだけでなく、様々な気候変動が生じます。その結果、将来、地球に住むすべてのいきものに重大な影響を及ぼすことが予想されています。こうした気候変動の兆候はこの福岡でも現れる可能性があります。