
地球の表面にある大気には、二酸化炭素(CO2)やメタンなどの微量ガスが存在し、太陽からもたらされた熱の一部を逃がさず、地球上の生物が 住みやすい 気温(平均15℃前後)を保つ働きをしています。こうしたガスを「温室効果ガス」といいます。
しかし、19世紀以降、産業が発達し、人間が石油や石炭などの化石燃料を大量に消費するようになると、二酸化炭素など大気中の温室効果ガスの量が増えて、太陽からの熱をさらに逃がしにくくし、地球の気温が上がりすぎてしまうことが明らかになってきました。これを「地球温暖化」といいます。
20世紀中の100年間に、地球の気温は約0.7℃、日本では約1℃上がりました。世界の科学者の集まりであるIPCC*(気候変動に関する政府間パネル)は、このままではさらに100年後には、1.8~4.0℃も気温が上がると予測しています。
*IPCCとは
「気候変動に関する政府間パネル」の略で、1988年にWMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)の下につくられた科学者の集まりです。温度上昇の予測、温室効果ガスの大気中濃度、気候変動による人間社会や自然が受ける影響、対策などの最新の知見をとりまとめ、5年ごとに報告書を発表しています。

地球温暖化を引き起こす温室効果ガスには、二酸化炭素やメタン、一酸化二窒素、その他に様々なフロン類などがあり、これらは私たち人間の様々な活動の中で排出されています。
温室効果ガスの中で地球の温暖化に最も影響を与えているのは二酸化炭素です。温室効果ガス全体の排出割合でみると、世界全体の約6割を、日本の場合は9割以上を占めています。
二酸化炭素は、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすことによって発生し、私たちの生活の中からも毎日出ています。私たちが使っている電気は、発電所で化石燃料を燃やして作っていますから、電気を使うことは間接的に二酸化炭素を排出していることになります。◆日本における温室効果ガス排出量の割合
例 : 出所)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイ(http://www.jccca.org )より/ ◆温室効果ガスの種類と特性
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出所)地球温暖化防止ファクトシート
*地球温暖化係数:CO2の100年間の温室効果を1とした時の温室効果の強さを表します。

様々な環境問題がある中で、特に地球温暖化は人類にとって最大かつ根本の問題といわれています。それは、次のような理由からです。